はじめに
はじめに、C# は たくさんのシステムに組み込まれている言語です。 ゲームエンジンで有名な Unity や、デスクトップアプリを作れる Visual C# にも使えます。 特に Unity ではたくさんのゲームが作られています。 C#はとても便利な言語なのです。
しかし、C# を学ぶことは初心者にとって難しいかもしれません。 そこで、このチュートリアルでは、C# をできるだけわかりやすく説明し、初心者でも簡単に学べるように努めていきます。
それではチュートリアルを始めましょう。
C# とは何か
C# の特徴としては、マルチパラダイムプログラミング言語、型付け、命令型、宣言型などといった要素があげられます。 (Wikipedia "C-Sharp" より引用)
基本的な文法
Visual Stadio Code (VSCode) というアプリケーションを入れて早速プログラムを書いてみましょう。 VSCodeは公式ホームページからインストールできます。 まず C# の基本構文を覚えましょう。 C# の基本構文は以下のようになっています。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
//ここにプログラムを書く
}
}
上記のコードは、C# の基本構造を表しています。 とりあえずこれが基本だと覚えておいてください。 以下は、各行の説明です。
using System: 「Systemを使います」という意味です。「C#の基本的な機能を使います」と覚えてください。class Program: Programクラスを宣言しています。とりあえず覚えておいてください。static void Main(string[] args): ここに実行させたいプログラムを書きます。staticなどの意味は省略。
C# のコンパイルと実行
Console.WriteLine("Hello World!!");
では有名な一行を書いてみましょう。 C#の実行方法は http://www.toshioblog.com/archives/27447828.html を参考にしてください。 拡張機能を入れたら コマンドプロンプト(ターミナル) を開け
cd C:\Users\パソコンのユーザー名\ファイルのあるフォルダー
csc Hello.cs
を順に実行するとコンパイルされるのでコンパイルされたファイルを開くと 「Hello World!!」と表示されるはずです。
難しく解説したのでまとめると
1,ファイルをVSCodeで作る 2,ターミナルでコンパイルする 3,実行する
この3ステップで実行できます。
C# の計算
C#の計算は他の言語と同様でこのような書き方をします。
int a = 1;
var b = 1;
これは変数の宣言です。 変数とは何かのデータを保存するものです。 変数にはいくつかの型があります。 整数、小数、文字列など入れるものによって違う型となります。
int はその中でも整数のデータを保存する型です。
varは型推論と言って int float string char double bool などの文字を指定しなくても 宣言できるようにする機能を持った変数です。
つまり「1が入った整数の変数」と「1が入った型推論をしてもらう変数」を宣言していることになります。
a = a + b;
a += b;
これは「aに"aとbを足した結果"を入れる」というプログラムです。 上の行も下の行も同じ意味です。
a -= b;
a *= b;
a /= b;
これが引き算、掛け算、割り算の書き方です。
C#の文を学ぼう
C#にもたくさんの文章があります。
if (a == 1) { 処理 }
else if(b == 1) { 処理 }
else { 処理 }
一番上はif文。 「もし~なら」という意味です。 この場合「aが1なら」となります。
2行目はelse if文。 「でなければ もし~なら」という意味です。
3行目は「でなければ」という意味です。
これらはつなげて書かなければなりません。
for (var i = 0; i < 100; i++) { 処理 }
これらfor文といいこの場合 「iを0として、100に到達するまで処理を繰り返す」という意味です。
クイズを作ろう
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
var a = Console.ReadLine("1から100までを全部足すと?"); //答えをaに入れる
if (a == 5050) { Console.WriteLine("正解!!"); } //答えが5050なら正解
else { Console.WriteLine("残念..."); } //答えが違うなら間違い
}
}
簡単なクイズを作ってみましょう。 ここまで読めたらなんとなく意味が分かるはずです。 ぜひやってみてください。
まとめ
この章では、C# の基本的な要素について学びました。 C# には他にもLinqなどの便利な機能もあるのでぜひ使ってみてください。